簡単な腕時計に関する知識を掲載しておりますので、ご購入の際にはご参照下さい。
【時計の種類】 【 時計の稼動】 【時計の素材】 【防水性】 【風防ガラス】 【時計用語】
[ 時計の種類 ]
(1) クロノグラフ
もともとレーサーやパイロットが正確に時間を計るために開発された時計です。ストップウオッチ機能を持っていて、経過時間を計ることができます。通常リューズの上側と下側にボタンがあります。一般的に上側のボタン(スタート/ストップボタン)を押すとセンターの針(長針)が動き始め再度押すと止まります。次に下側のボタン(リセットボタン)を押すと針が12時の位置に戻ります。
クロノグラフ機能を備えた時計ではオメガのスピードマスターなどがよく知られています。もっぱら男性用の腕時計に多く搭載されておりましたが、最近は女性用腕時計にもクロノグラフ機能を備えたものが増えています。
(2) ダイバーズ
潜水時に使用できる防水性能の高い時計です。しかも単に水に強いだけではなく、視認性や耐磁性、耐仕衝撃性からベルトの引張強度まで厳格に決められたISO規格およびJIS規格に適合したものです。
多くのダイバーズモデルは150m以上の深さで使用できる防水性を備えています。ロレックスのサブマリーナ、オメガのシーマスター、2000m防水のIWCのアクアタイマー、1500m防水のブライトリングのスーパーオーシャンなどがよく知られています。一般の多くの時計は日常生活防水で30m防水です。
(3) G M T
現在の時刻の他に、時差のある別の場所の時刻を知ることができる機能を備えた時計です。通常の時針、分針、秒針の他に「24時間針」と呼ばれる針が動いています。この針と数字が刻まれたベゼルによって、一目で24時間表示が読み取れます。海外出張や海外旅行の際には威力を発揮します。ロレックスのエクスプローラーIIやGMTマスターIにもこの機能が搭載されています。
(4) ドレスタイプ
ケースや文字盤に貴金属や宝石を使ったジュエリー的な性質が強い時計をドレスウォッチと呼んでいます。ファッションの一部としても、特に女性に人気があります。非常に高額なものが多く、機能面よりデザインや素材の美しさを重視しているものが多いようです。ケースの素材としては、YG(イエローゴールド)、WG(ホワイトゴールド)、PG(ピンクゴールド)、RG(ローズゴールド)さらにPt(プラチナ)などがあります。1000万円を超す超高額な宝飾時計もあります。
[ 時計の稼動 ]
(1) 機械式時計
機械式時計は歯車やゼンマイなどを使って時を刻む時計です。機械式時計には「手巻き式」と「自動巻き式(オートマチック)」とがあります。
機械式はリューズを手で回すことでゼンマイを巻き上げ、そのゼンマイの解けるときの動力で歯車を回し針を動かしています。一方自動巻き(オートマチック)は「ローター」と呼ばれる半月形のフタ状の部品をケースに内臓しています。腕を振ることによってこの「ローター」が回転しゼンマイを巻き上げます。クォーツ式時計に比べると日差(一日の誤差)は若干発生してしまいますが時計好きの多くは機械式時計を希望されます。
(2) クォーツ式時計
水晶発振式時計のことです。水晶を一定の角度でカットし、電圧を加えると非常に安定した振動をする。その振動を磁石の付いたステップモーターで歯車に伝え針を回転させる仕組みです。精度は[I C ]をと呼ばれる電子回路で計算されているので、非常に正確に時を刻みます。制度は機械式時計の約100倍以上にも達します。ただし、電池が切れると止まりますので電池交換が必要です。時計工場より出荷されるときに装填されている電池はモニター電池と呼ばれ、その寿命はそんなに長くありません。
[ 時計の素材 ]
時計ケースの素材にはいろいろな金属が使われています。
(1) ステンレススチール [SS ]
クロムとニッケルの合金「ステンレススチール」の略です。腕時計のケース素材の中では最も一般的なものです。よく知られている「さび難く、変色もし難い」という特性がケース素材として非常に向いているのです。高級な時計になると特別に強いステンレスを採用するものもあります。
(2) イエローゴールド [YG ]
いわゆる18Kのこと。純金では素材としては柔らかすぎるので、全体重量の25%に当たる銀と胴を混ぜて硬度を増しています。特にYGは、その25%の中で銀と銅の割合が半々のものを指しています。高級時計にはこの素材が使われていて高額になっています。
(3) ピンクゴールド [PG ]
18Kのうち、銀と銅の他にパラジウムを混ぜた素材です。銅の色合いが薄まって、ピンク色に見えることからこのように呼ばれています。YGとは雰囲気が違うので人気が高い素材です。かつてはニッケルがパラジウムの代わりに混ぜられていましたが、近年は使われていないようです。高級時計にはこの素材が使われていて高額になっています。
(4) ホワイトゴールド [WG ]
通常の18Kは75%が金で、残りの25%は銀と銅をいれた合金ですが、ホワイトゴールドは、残りの25%の何%かに、ニッケルまたはパラジウムをいれて合金としたものです。ニッケル、パラジウムは金のあの独特の金色を脱色する効果があり、これらと合金にすることにより、金は脱色され、白い金合金”ホワイトゴールド”となるのです。
一般的に流通しているホワイドゴールド素材の時計ケースは、ほとんどといっていいほどロジウムメッキが施されています。 皆さんがホワイトゴールドの色と信じている色は、実はロジウムの色なのです。
[ 防水性 ]
ダイバーズ時計の防水機能について簡単な目安を知っておいて下さい。厳密には逆回転防止ベゼルや、耐塩水性などの厳しい「ISO/JIS検査」項目を通ったものを「ダイバーズ」と呼び、ただ防水性が高いだけでは「ダイバーズ」とは呼べません。
(1) 非防水
時計の裏フタに「WATER RESISTANT}と書いてないものには基本的には防水性がありません。ドレスウォッチによく見られますが、直接水に触れるのは厳禁です。水分が付いたらよく拭き取りましょう。
(2) 30m防水(3気圧防水)
日常生活防水と呼ばれ、急激な水圧の変化に耐えられない可能性がある防水性のレベルですので、あまり水にさらすことはお勧めできません。
(3) 50m防水(5気圧防水) 通常のスポーツや水に触れる機会の多い仕事の人でも安心して使えるレベルの防水性です。ただ、50m防水といってもプールや海などに潜るときは外された方が安全でしょう。
(4) 100m防水(10気圧防水)
ここまでくると酸素ボンベがなければ到達できない深度ですが、この100m防水時計てしたら、まず心配はありません。ただ、定期的に防水試験を受けられることをお勧めします。
(5) 1000m防水(100気圧防水)
本格的な潜水の仕事に従事されているプロのダイバーさんでも、このレベルの防水性を備えたダイバーズですと安心して使えます。ヘリウムエスケープバルブが付いているモデルもあり、本格的なダイバーズです。ちなみにIWCのアクアタイマーではなんと2000mの防水性を備えております。
[ 風防ガラス ]
時計ケースにはまっているガラス(風防ガラス)の種類には、クリスタルガラス、ミネラルガラス、アクリルガラスとサファイアガラスなどがあります。
(1) クリスタルガラス
「珪砂」、「ソーダ灰」、「炭酸カルシウム」が一般に良く使われるガラスの3大原料です。一般のガラスの原料 にはその3つの原料が主に使われます。クリスタルガラスと称するガラスは、鉛クリスタルガラスを指し、 鉛(酸化鉛)がガラスの中に成分として入ると輝きや光沢が増し、屈折率も大きくなってガラスをよりキレイに見せるとともに文字盤も美しく見えます。
(2) ミネラルガラス
無機ガラス、つまり普通のガラスのことです。ソーダ灰や石灰などを溶解し非結晶状に凝固させたもので、可視光線透過率や強度はやや劣ります。しかし、近年特殊な加工技術により視認性や強度を高めたミネラルクリスタルガラスも登場しています。
(3) アクリルガラス
有機ガラス、つまり合成樹脂のことです。加工性に優れ、低コストで生産できるため、風防ガラスの素材としてもっとも普及しています。傷がつきやすいが、その傷わを消すことも比較的容易です。時計修理屋さんで傷取りはやってもらえます。可視光透過率では他の風防素材より優れています。
(4) サファイアガラス
正しくはガラスではありません。アルミナの粉末を熱で結晶化させ、それをウォールカッターでスライスして研磨したものです。硬度や屈折率は天然サファイアとほぼ同等です。傷がつきにくく変色もしないが、加工性は劣ります。他の風防素材に比べ高価なので、一般的には高級時計に使われています。
[ 時計用語 ]
(1) 時計の日差
時計の1日の遅れ・進みを表します。現在、セシウム(原子)時計が最も日差が少ない。おな、一般的な自動巻き式時計で日差±15秒クォーツ式時計で±5秒以内です。
(2) クロノグラフ
ストップウォッチ機能の付いた時計の総称です。ひとつのボタンでスタートとストップを操作するワンプツシュ式と、リューズの上下にある2つのボタンで操作するダブルボタン式とがある。
(3) インダイアル
クロノグラフで文字盤中に記された12時間積算計、30分積算計などをダイアル(文字盤)内にある小さなダイアルという意味でこのように呼ぶ。
(4) クロノメータ
完成した機械を製造メーカーではなく、第三者の検定所が厳正に精度チェックし、許容範囲であれば認定書が発行される。現在、最も有名なのがコントロール・オフィシャル・スイス・デ・クロノメータで、この検査に合格した時計がクロノメータの称号を得られる。
(5) タキメータ
クロノグラフのベゼルに搭載されている目盛りのこと。1000mを通過した時間により、その間の平均速度を測ることができたりね1時間あたりの生産量を計測できる。
(6) ムーンフェイズ
月齢表示の付いた時計のこと。50日間で一周する月齢盤に2個の月が描かれていて、新月から次の満ち欠けを文字盤上に表示する構造になっている。通常は文字盤内に小さな窓があり、その小窓に出ている月の形が、その日、実際に出ている月を示す。でも、現在ではその希少さゆえにアンティーク市場で、非常に高価なモデルとなっている。
(7) G M T
単にGMTといえば、グリニッジ標準時間を意味するが、時計の世界では24時間で一周する24時間針と、回転ベゼルの24時間表記により任意の2〜3か国の時刻を同時に知ることができる機能の付いた時計のこと。
(8) オーバーホール
時計の分解修理・洗浄・注油・時間調整を行うことをいう。目安として、機械の材質があまり磨耗しない高品質の時計で、3〜5年に1度、悪いものだと1〜2年毎に必要となる。
(9) 緩急針
時計の進み、遅れを調整するためのテンプ受けの上に設けられる装置。高級時計には、この緩急針を微妙に動かす装置が付いている。
(10) キャリバー
機械の径式番号のこと。英語ではキャリバーとは一般的に口径を意味する言葉だが、時計の世界では従来から口径(機械の直径)で機械を特定していたため、こう呼ばれるようになった。
(11) ローター
自動巻き時計で、腕の動きに合わせて回転し、ゼンマイを巻き上げる錘のこと。普通は金属でてきた素材が使用されるが、比重の高い金ムクも巻き上げ効率が高いため、一部の高級時計に採用されている。ただし、ローターが重くなれば、それを支える部分も頑丈に作らなければならず、コストはさらに高くなってしまう。 |